犬の死

2002年12月22日
高校生の頃から飼っていた犬が死んでしまった。

彼女は、5年位前に不注意のために交通事故に遭ってしまい、
安楽死を勧められたが・・・
下半身付随になってしまったが、幸運にも命を取り留めた。
元々、父の犬だったんだけど、
父が病気になってしまってからはうちで預かっていた。
彼女が事故に遭った日の父の顔を忘れない。
安楽死を勧められたときの父の顔を忘れられない。
父はちょっと困った顔をして
「手術して、駄目ならしょうがないな。」と。

彼女は奇跡的に命を取り留め、
起き上がることも無理といわれたけど
上半身を起すことが出来るようになり
這って動くことも出来るようになった。

父は病気の自分の姿を見てるようなのか彼女に会うのが辛くなったみたいだった・・・

ここ数日・・・
水も自分で飲めなくなった。
目も見えなく、耳も聞えないようだった。
夜中に吠えることが何度かあった。
日に日に痩せていく身体を見て母は・・・
「頑張らないでいいからね。
お父さんのとこに逝けばいいからね。」と。

今朝から、ほとんど寝たきりだった。
朝、凄く大変だと思うのに、上半身を起した。
母に抱えられると安心するのかすやすや眠っていた。

夜、10時頃、彼女のそばでテレビを見てた。
ちょっと動いたので、「起きたのかな?」と思い
水を飲ませようと、声を掛けた。
動かない・・・
お腹のあたりに手を置くが動かない・・・
静かに静かに眠るように逝ってしまった・・・

「お疲れさま、ロク」

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